とてもとても大事なことに、ずっと気づいてなかったみたいです
Iさん 40代 男性
自分の中にこんなにおぞましい
負の感情が眠っていたことに驚く。
そして、これまで不器用なりに
必死に頑張ってきた自分を
心から認めて、ほめて、抱きしめてあげたい。
そんな暖かい気持ちになっている自分がいます。
これからも、100点でなくても、
ありのままを自分で認めて、受け入れて
優しく抱きしめてあげようと思います。
こんな気持ちになったのははじめてです。
以下、Sessionで実際に感じたこと、
流れをそのまま記載します。
__________________
最初に、Sessionのテーマを相談する。
最近モヤモヤしていること、
なぜ?と聞かれて答えていくうちに、
「悲しさ」を感じた。
じゃあ、このテーマにして進めよう、と
自然な流れで感情のテーマが決まる。
目を閉じて、ゆっくり呼吸を重ねながら、
一つずつ質問に答えながら自分の心に問いかけ、イメージを膨らませていく。
本当にゆっくり。
一歩進むたびに、
深くゆっくりした呼吸を数回繰り返す。
落ち着きながらもどんどん深く。
Sessionが徐々に進んで、
イメージを膨らませていくうちに、
胸のあたりが黒く・重苦しくなってきた。
普段は気にしてなかった過去の出来事、
仕事で挫折を感じた時の
偉い人々の厳しい表情が自然と出てくる。
ある人は、無表情でこちらを一瞥して、
もう他の方を見ている。
切り捨てられたように感じる。
別の人は
「こんなんじゃだめだ、もっとこうしろ」と
厳しい言葉をかけてくる。
こちらの考えは1ミリも聞こうとしない。
さらにゆっくり呼吸しながら、落ち着きながら、一歩ずつ深く自分の心・過去に入っていく。
そのさらに先にあったのは、
普段は忘れていた小学4年生の時の苦い思い出。
先生から問題児扱いされ、
クラスの周囲からも疎まれ、批判されていた。
顔は笑っているのに、心はとっても悲しい。
必死に自分の事をわかってもらいくて取り繕う、何か行動するけど、むしろ空回り、
周りからさらに注意・指摘されて、
どんどん悲しみが溜まっていく。
そんな悪循環を続けるうちに、
どんどん笑顔が歪んでいく。
見るからにおぞましい、いびつな顔。
そして歪んだ笑顔が張り付いてた
子供になってしまった。
イメージの中で、戸惑いながらも、
そっとそのおぞましい自分に話かける。
そっと抱きしめてあげて
「あなたは大丈夫」
「あなたはそのままでいいんだよ」
「あなたはとっても価値がある」
「あなたの未来はとっても明るいよ」
そんな言葉をかけてあげるイメージをする。
自然と涙があふれてきた。
涙が流れる感覚にゆっくりと浸る。
暗く、重苦しい胸の締め付けから、
暖色の穏やかな光の中で、暖かさを感じる。
そのまま抱きしめてあげていると、
歪んた笑顔から、
普段の普通の表情になっている。
ゆっくりと落ち着いているよう。
この暖かい包まれているような感覚に
身をゆだねながら、ゆっくりと味わう。
徐々に、Sessionの終わりを向けて、
目を開ける。
そして感じたこと、
思ったことをゆっくりと雑談しながら振り返る。
改めて、気づいた。
今、自分が人に興味があるのも、
人のために何か役に立ちたいと思って
行動するのも、
実は自分自身に、
この小学4年生の時の自分に、
やってあげたいことだったんだ、と気づく。
これまで必死に認められようと
頑張ってきたこと、
評価されるために
必死にスキルを磨いて考え抜いて、
苦しくてもアクションを重ねてきた。
成果も出た。
そう思うと、
見過ごしてきたこの感情にも
意味があったかもしれない。
そのおかげで強く・たくましく
成長できたと思う。
でも一方で、
自分をやさしく抱きしめてあげるような、
暖かく包み込んであげるような、
そんなことも、
もっともっと自分にやってあげればよかった。
何か大事なことに気づいてなかった。
これからは毎日、
自分自身にそうやっていこうと、決めた。
これまでの自分に、
現状が100点でなくても、
無条件に認めて、受け入れてあげようと思う。
あなたには価値がある、
明るい未来につながってるから大丈夫と。